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資金ショート

開発プロジェクトにとって、予算は非常に重要だ。時間をかけて良いものを作りたいのはやまやまだが、資金は限られている。だから枠内で最大効率を考えていろいろと組み立てていかなければならない。中途半端な出来のゲームが世の中に出る理由のほとんどが資金ショートだ。

しかし、制作途中に資金事情とクオリティのバランスについて理解を示してくれる関係者は残念ながらあまり存在しない。資金提供者としてはなるだけ低コストで高クオリティを求める。まあ、これは当然の話だ。インハウスなら結構ギリギリのところで「経営vs開発」のせめぎあいができる。もちろんラクな話ではないが…。

しかしパブリッシャーとディベロッパーが別会社の場合、このせめぎあいは会社の生命を決定的に縮める場合がある。業界が構造的な不況に陥っていることもあり、パブリッシャーがちょっとでもディベロッパーに負荷をかけた場合(クオリティ不足を理由に支払をペンディングしたり、追加予算を考慮せずに企画レベルでちゃぶだいひっくりかえしたり)それが致命傷になりやすい状況になっている。

当然私のプロジェクトだって例外ではなく、ここ2週間くらいは防風のために奔走した。開発が死ぬ気で努力した成果あってのことだが、今のところ突風の横風は受けずに航行を続けられている。しかし嵐にみまわれて沈みかけの船が隣で航行している。

今は嵐の真っただ中だが、これを抜けたさきに、きっと霞がかった船影くらいはお披露目できると思う。それを励みに頑張っていきたい。
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コメント 4

塊

経営との話になると、かなりきつい現実をつきつけられますね
今がいわゆる正念場なんでしょうね。
後悔というのは、妥協した分だけ残されて
努力は必ず、恵まれます。
たにーさん、かなり大変でしょうが、本当に本当に応援しています。
無意識のうちに、このブログへ毎日アクセスしている程です。
この応援が、少しでも励みになれば良いのですが・・・。
by 塊 (2010-03-29 03:55) 

無限大公社の残党

新たな移民船(?)が何とか航行しているということで、大変嬉しいです。
コアなゲームを成立させるのは本当に大変だと思いますが、何時かその船の乗客(?)になれる日を夢見ています。勿論、必要なチケット(?)を買う覚悟もしています。
今後も、無事な航行ができますことを心よりお祈りしております。
by 無限大公社の残党 (2010-03-29 11:20) 

NO NAME

か~なり苦しい様子が伺えます。
本当に苦しいんでしょうね。
ここ読んでいるともうどんな出来の作品になったとしても、あまり文句言えないなぁ^^;

個人的な意見だけど、繊細で綺麗なグラフィックに時間をかけるより、ゲームそのもののシステム、コンセプトにたっぷり時間かけて、骨太なものを望みたいな。

あと、制作費○○億円!なんてゲームもBOTだらけでたいしたことないし、それ考えれば少しは励みになる…かも?
by NO NAME (2010-03-29 13:31) 

ビリー・ザ・ハンドガン

外だけ立派で中身がぺらぺら…
そこら中に浮かんだ張りぼての船など、鉛弾の雨で沈めてしまえ!
今度の移民船に機銃は勿論付いてますよね?

by ビリー・ザ・ハンドガン (2010-03-30 01:32) 

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